どうも藤崎です。
僕らトレーナーは、有名な“パフォーマンスピラミッド”を基準にクライアントの体を見ることが多いと思います。
アメリカの理学療法士であるグレイ・クックが提唱した理論”パフォーマンスピラミッド”を、詳しく知りたい人はこちら
パフォーマンスピラミッドの一番土台になる、ムーブメント(安定性や可動性)を大きくすることで、その上に乗っかるパワーや、スキルもさらに良くしていくといった、基準が特徴です。
僕は、2018年にトレーナーとして独立したばかりの頃から、このピラミッドの考えで突っ走ってきました。 しかし、今年の1月に里大輔さんの講義を受けて、自分の基準をガラッと改めることになりました。
目次
衝撃を受けた新概念『パフォーマンスチューブ』

パフォーマンスピラミッドは、一般の方やスポーツを余暇(遊び)として行なっている人にとっては、かなり意味のあるものでした。
実際、たくさんの方の障害予防として、効果を発揮してくれました。
しかし、アスリートには、そんな悠長な時間はないんです!
アスリートは、余暇(遊び)ではなくて、期限付きの中で結果(仕事)を出していかないといけないんです。
プロアスリートなら、引退するまでの期限の中で、試合結果を出さないと生きていけません。
中高生アスリートも最高学年の夏までの”たったの2年半”が活動期間なので、その短期間に結果を出さないといけません。
その期限付きの中で、「モビリティが足りないから、試合に出られません」なんて悠長なことは言ってられない。
現場の声
実際、僕は契約しているチームの監督から、このように言われました。
「藤崎さんの言っていることは正しいけど、選手たちのケガが減ってないじゃないですか」
グサっときました。 正直、この時はぐうの音も出ませんでした。選手は日々過酷なトレーニングと、度重なる試合で体はいつだって悲鳴をあげていました。
下から積み上げる視点では間に合わないんです。
土台を作るという考え方では、ゆっくりすぎたんです。 そこで里さんの”パフォーマンスチューブ”を聴いて「これだよ!早く知りたかった!」と心の声とともにワクワクしてきました。
これなら、『若くて試合の多いアスリートも救えるぞ!』と確信しました。
完全に僕の中で、基準が変わりました。 アスリートを支えるには、このパフォーマンスチューブを基準に見るようにすると、逆算の視点ができるようになっていったんです。
まとめ
パフォーマンスピラミッドは原因から見る順算型パフォーマンスチューブは結果から見る逆算型 アスリートは「時間がない」だから逆算で見るべきです。
- 選手を見る基準を作っているか?
- 一般の人に教えている筋トレを教えてないか?
- リハビリで学んだ知識を、無理に当てはめていないか?
これらを自分に問いてみてください。
アスリートをサポートしていくには、アスリート指導する基準が必要です。
数々のアスリートを見てきたプロから学ぶ姿勢が必要なのだと改心しました。
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