スポーツを行うにしろ、健康的な体を手に入れるにしろ腸腰筋は大事だと言われています。
でも腸腰筋って、体の深層である内臓の裏側に存在していて感じにくい部位になってます。
なので、世間でいくら大事と言われていてもトレーニンのしにくい部位になります。
腸腰筋の構造を説明をするのは、ここでは割愛させていただきます。
構造についてはこちらをご参照ください。
目次
腸腰筋は子供から大人まで鍛えるべき筋肉
なぜ腸腰筋は鍛えた方がいいのかというと、それは「歩行」に関わるからです。
歩行は人間にとって最強のカードです。
他の動物は、人間ほど長く歩けません。
原始時代から使われていた筋肉
人間が原始時代から生存する戦略として得た最高の術なんです。
生まれてから死ぬまで何年歩きますか?
歩行が健康にいいって何年前から言われてますか?
散歩がビジネスマンの脳を鍛えるなんても言われています。
老若男女に使える最強のカード(術)なんです。
その歩行でめっちゃ活躍するのが、まさに「腸腰筋」!!
腰椎から骨盤を介して大腿骨まで付いてます。これと連鎖的に動くのが内閉鎖筋や梨状筋。
全てインナーマッスルなんです。
これらインナーマッスルの機能が低下すると、アウターマッスルに頼って変な歩行になってしまい、良い歩行ができなくなって体を痛めてしまいます。
そして、アウターマッスルと使うので長く持たないので、苦しくなります。
マジでストレスになります。
なので腸腰筋は絶対に鍛えた方が、いい筋肉なんです、。
腸腰筋を鍛えるのは難しい
残念ながら深層の筋肉を鍛えていくことは非常に困難です。
触れられない筋肉は、はっきり言って感じにくいです。
体性感覚といって人間の体は触れる部分のほうが感じ取りやすいんです。
さらにいうと触れられても感じにくいのが特徴の背中に字を書くゲームとかあるじゃないですか?
あれって、背中は感覚が鈍いから成り立つゲームなんですよ。
背中ですら感じにくいのに体の中はもっと感じにくいです。
なので、いくら世間でこれが腸腰筋トレーニングと言われているもの行っても、本当に腸腰筋に効いているかは不明なんです。
それらは机上の空論と言っても過言ではないです。
「じゃあ、どおすりゃ良いの?」
こんな意見が飛んできそうですね。
実は、効果の出せる人と、効果の出せない人に分かれるんです!
腸腰筋トレーニングで効果が出せる人と出せない人
そもそも感じようとしなくていいです。
小難しい話になりますが、歩行時やスポーツ時に使う筋は腸腰筋に限らず、「自然発生的に使われていた」というのが正解なんです。
例えば、ランニングをしているときに、いちいち、「大腿直筋はいった!次は大臀筋はいった!」みたいに感じてる暇なんてないですよ。
そうなんです。
動作しているときに筋肉を感じている時点でパフォーマンスは低下します。
じゃあトレーニングも同じ状況を作りましょうという話です。
頭で考えなくても、腸腰筋に力が入っている状態に持っていけばいいんです。
腸腰筋に力が入るためにやること
- 体幹の安定性を高める
- 自然発生的に腸腰筋に力が入るポジションを取る
- 道具を使って自然に入るようにする
例えば、このようなトレーニングです。
まとめ
腸腰筋は感じにくいし、そもそも感じなくていいよということ。
感じずに「気づいたら使っていた!」なんて形にトレーニングのデザインができれば最高です。
筋肉に目が行きがちなのですが、動作に目を向けると筋肉は後付けでついてくればいいんだと納得できます。
動作を鍛えるのを僕のジムでは売りにしているので、ボディメイクをしたい20〜30代の若い方は通ってきません。
ガチでスポーツを楽しむか、体が身軽になりたい40代以降の方がメインになってます。
一風変わってますが、原始時代から行っている動作を鍛えるという、本質的なジムです。
興味のある方は一度お越しください。
トレーナーは体験料金ではやってないので、一度ご相談いただければともいます。