どうも、藤崎です。
7/20に両国国技館にて、世界3階級制覇中に中谷潤人選手(MT)の試合を生観戦をしにいきました!!
ご存知の通り、僕はプロボクサーとして2023年6月まで活動をしていました。(今も完全に引退したとは公表はしていないですがw)
僕としては、同門の選手が世界に羽ばたいていく姿を見ていると、嬉しい気持ちとどこか遠くにいってしまうのではないかと言う寂しい気持ちにもなります。
目次
最高の舞台でのショータイム
舞台は両国国技館で、日本最高峰の伝統的な場所です。
両国駅に降り立った時に大きなパネルを見て目に見えないパワーを感じました。
↑これが駅に飾ってます。デカすぎ!
試合自体は、世界タイトルマッチばかりで、最高に楽しみにしていました。
- 潤人の同門のトニーも世界タイトルマッチ
- 田中恒成の世界戦
- 那須川天心の世界ランカーとの試合
トニーも見事なKO劇でチャンピオンになった。
トニーとは以前、僕が試合した時に控え室で会うことが、当時彼のことは知らなかったので、印象が「すごい気さくで、可愛い外国人だな」とおもってましたw
まさか、「すごい気さくで、可愛い外国人」こんなにすげー世界チャンピオンになるとは思ってなかったですw
関係ないっしょ、気持ちっしょ
那須川天心選手も見事にKO価値を納めました。
もちろん試合内容も面白かったのですが、
僕が印象的だったのは、勝った後にインタビューですね。
「試合は晴れ舞台で華があるけど、普段はそんなことはない。当たり前のことを当たり前に誰よりもやっている。」(言葉の細かいところはあってないかもですがw)
そうすれば誰でも高みを目指せるというようなことを言っていました。
来場した人の背中を後押ししてくれる良いことを言ってくれました。
そしていよいよメインイベントの中谷潤人選手
圧巻の1R.KO
結果については皆さんご存知の通りです!
今や井上尚弥と肩をならべるボクサーとして活躍していて活躍しています。
すごすぎですよね。
10年前に僕がジムに入会した時と同時くらいに彼もジムに入会してました。
アメリカから相模原に移住して、
本格的にボクサーとして活動していくタイミングでしたね。
彼のすごいところは4回戦から叩き上げなところです。
有名ジムの大橋ジムや帝拳ジムは、有望選手は早い段階での世界戦など組まれているのをご存知かと思います。
那須川天心選手も同様で過去の実績から考慮されて早い段階で、強い相手と試合を組むことができてます。
成り上がる男はかっこいい
中谷潤人は、最初っからスーパースターじゃなかったんです。それが本当にすごいところで。
涙ぐましい努力を目の当たりにしていて、10歳も年下の彼を僕が絶大に尊敬をしていました。
確か世界のベルトを初めて獲った試合で、
潤人の両親がインタビューをされていて、「息子を尊敬している」というようなことをいっていました。
子を尊敬するって堂々と言えるって、すごい素敵な家族だなと関心しました。
僕が知っている中谷潤人は10代で一人暮らしてアルバイトをしながら、
毎朝のロードワークと午後のジムワークを週に6回欠かさずに行なっていました。
しかも、部活動のように仲間がいるわけじゃないんですよ。
ジムのプロボクサー仲間なんて全員が20代ですし、友達と言うような関係にはなれません。
その過酷な状況の中で、愚痴も吐かず、淡々と毎日努力をしていました。
こうやって言うのは簡単です、実際にやるとなると相当な覚悟が必要です。
はっきり言って、僕はできません。
そして、彼は着実に強くなっていき、
全日本新人王、日本ユース王者、日本王者とトントンと駆け上がっていきました。
何度も言うが彼のすごいところは、「人間性」です。勝つべくして勝つための生き方を日々しているのです。
だからリングで爆発できるのです。
戦いたい楽しむために、日々の冷静に虎視眈々と自分を高めているのが伝わります。
自分の居場所はここだ!
潤人は、こう心の中で叫んでいそうです。
彼のトレーナーのルディも言ってましたが、
「ジュントのいいところはリングで悪魔になれるところ」と言ってました。
本当にそうです、リングに上がると水を得た魚のように、息を吹き返してますw
あの姿は圧巻です。男の僕でも惚れてしまいそうになります。
10年前からウォッチしていて、彼がどこまで進化していくのか見ていくのが、本当に楽しみです。
ちなみに、僕がジムを開業した時に真っ先に花を届けてくれたのは彼でした。
男前でしょ。すごいっしょ!
では!